<権利の取り方>
配当や株主優待、株式分割などの株主の権利を取るためには、権利確定日(月末が多い)に株主名簿に載っていなくてはなりません。(裏を返して、その日だけ株を持っていれば、権利を獲得できることについては、さきほどの配当金で説明をしました。)
権利の取り方には、株式市場の営業日(土・日・祝祭日は休み)がからんでくるので、少々まぎらわしいことがあるかと思います。ここでは、実際の営業日と照らし合わせて、いつ持っていれば権利を獲得できるのかを具体的に紹介します。
権利確定月は「3月」に決まっている会社が多いので、3月末の決算にあわせての権利取りについて考えます(参考:株主優待3月 – 楽しい株主優待&配当)。3月31日の権利確定日に株を持っているためには、その日に株を買うのではなく、3営業日前(権利付き最終売買日)には買っておかなくてはならないのです。それは、株を買ってから実際に株主の名簿に名前が載るのに時間がかかるからで、この日が権利付き最終売買日となります。次の日は権利がなくなるので権利落ち日といいます。
優待も便利に使うとお得ですし、賢くやりくりすればお金の節約にもなりますので、沢山勉強するのも手かと思います。ただ、株は買って売るがベースで、その差益で儲けるものですので、優待ばかりに気を取られるのはいかがなものかと思います。
<一部引用あり>