<投資信託(ファンド)について>

投資信託というのは、ひとことで言ってしまえば、「投資家が運用資金を委託会社に渡して、投資家の代わりにプロに運用してもらうこと」です。運用のプロ(ファンドマネジャー)がさまざまな商品(株式投資、公社債投資、不動産投資など)で分散投資して、収益を狙います。少額(1万円程度)で分散投資ができるので、リスクの分散にもなります。もちろん、プロと言えども、失敗はありますので、元本保証の対象にはなりません

次に投資信託の特徴を見ていきます。

【1】投資信託の種類

MRF・MMF・公社債投資信託・株式投資信託など様々あり、運用方針も『バランス型(分散投資を目指す)』や『アクティブ型(平均を上回る運用を目指す)』など、たくさんの種類があります。
(MRFは証券会社の口座で安全性の高い運用がなされます)

【2】単位型と追加型

「単位型(ユニット型)」とは、購入は募集期間だけに限られ、資金の途中追加はできません。信託期間(満期)があらかじめ定められた投資信託のことをいいます。

「追加型(オープン型)」とは、いつでも購入・換金ができ、基本的に信託期間(満期)が定められていない投資信託をいいます。こちらの方が流動性が高いので、購入しやすいかも知れません。

【3】分配型と無分配型

「分配型」とは、運用して上がった収益を決められた期間(決算)ごとに、投資家に分配する方式です。グロソブ(グローバル・ソブリン・オープン)が有名です。

「無分配型」とは、運用して上がった収益を投資家に分配せず、再び投資信託に投資する方式です。

一見すると、分配型のほうが有利であるように思われますが、分配をうけるたびに税金(20%)がかかるので、分配金を再投資する無分配型のほうが投資効率がよいと言えます。

【4】どこで購入するのか

証券会社、銀行、生命保険会社、損害保険会社、投資信託会社、信用金庫、信用組合などです。それぞれの会社で取り扱う投資信託は異なります。キャンペーンをやっている証券会社で買うと投資信託の買い付け手数料がお得になります。(私は、マネックス証券のインド株投資信託(HSBCインドオープン)を購入しています。)

【5】投資信託にかかる手数料

投資信託の種類によって異なりますが、手数料がかかることが一般的です。販売することによって発生する「販売手数料」、投資信託を解約するときにかかる「信託財産留保額」、投資のプロにお願いするため、運用実績に伴って報酬を支払う「信託報酬」、などがあります。手数料については、かかるもの、かからないものは投資信託によってさまざまです。目論見書にて、それぞれチェックをしてください。

投資信託に関して我々投資家ができることは、投資信託についている目論見書という説明書をよく読み、『ここなら自分の資金を任せられる』と思えるところで運用することです。※投資信託について、詳しくは、姉妹サイト「やさしい投資信託のはじめ方」を参考にしてください。

 

 

<引用あり>

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